年末になるとTV番組の解説のお問い合わせが増えます。
ある番組の解説で御歳暮のお品の解説を求められました。
ご質問は
『御歳暮に靴下を差し上げるのはNGと聞きますが、それについてマナー会社としての見解を伺いたい』というものです。
FINESTとして以下お返事させていただきましたのでご紹介いたします。
贈り物に靴下など足に履くものを選ぶと、
「履きつぶす」と言った意味や、
「下に見る」というイメージがあり、
敬遠されていた時代がございます。
しかしながら現代においては、
様々な解釈で贈り物を選ぶようになりました。
例えば包丁などの刃物は、
「縁を切る」などをイメージさせてNGと言われておりましたが、
最近では「未来を切り開く」という意味合いで、
贈り物に選ばれております。
百貨店でもお勧めしているようです。
「靴下」に関しても、
「足元からお支えします」という意味では、
素敵な贈り物でもあります。
販売戦略も絡んではいるのでしょうが、
贈りたいと思う良いものを、
ポジティブな解釈で贈れるような時代になったことは、
日本文化の柔軟さを表していると思います。
マナーは相手を不快にさせないための心遣い。
相手が何に不快になるか、時代と共に変わってまいりました。
心を込めたお品は、皆様喜んで受け取ってくださると思います。
ただし勘違いされてしまっては残念なことになってしまいます。
『なぜこれを選んだのか』贈り物と共に、あなたの言葉も添えてみませんか?
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